2週間ほど「読書スイッチ」が入っていました。
きっかけは新聞の連載小説ですが、借りていた本を読み始めたら止まらなくなってしまいました。
借りたのは、宮部みゆきさんの本で4冊読みました。宮部さんのお話は読みやすくておもしろい。ただこれまでに読んだファンタジーの感想は前半のテンポがゆっくりでもどかしい。世界観や人物の説明が入るとどうしてもそうなってしまうのかもしれません。その細かい描写があるからこそ後半の展開にスピード感が出て先へ先へと読み進めてしまう。と考えると、しっかり描くことは大事なことなんだろうな。
現代モノは、短編集。こちらははじめからテンポがよくてさらっと読めます。読後の気持ちも悪くありません。特に「返事はいらない」はどのお話もよかったです。
あと4冊あるので楽しみ。
図書館で借りた、かこさとしさんの絵本。
昔読んだ「からすのパンやさん」の続編「からすのおかしやさん」「からすのやおやさん」では、子どもたちが独立して結婚するお話でした。子どもは4羽なのであと2冊、どんなお話だろう。
それから長いこと待った湊かなえさんの「ユートピア」。
大筋というかストーリーはおもしろい。でも登場人物がみんなネガティブ過ぎて、世の中そんなに意地が悪い人ばかりではないよという気持ちと、その土地の雰囲気も重なって息苦しくなるほどの閉塞感。ちょっと疲れました(笑)
キャッチコピーが「善意は、悪意より恐ろしい。」ですが、あまり善意を感じなかったんですよね。悪意とも違う。打算的というかなんというか…
湊さんの本は、鬱々とした感情をどう昇華させるかってところが好きなんだけど、今回はそれが弱かったように思えます。後半の展開はもう少しじっくり読みたかった。
湊さんの本の中で好きな「山女日記」の文庫が8月5日に発売されます。文庫が出たら買おうと思っていたのではりきって購入します。
昨日、仕事の資料が届いたのでしばらくは仕事が忙しくなりそう。
次に読書スイッチが入るのはお盆の頃かな。
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