2016年3月7日月曜日

映画感想文

先日2016年のアカデミー賞の各賞が発表されました。
全ての作品を見ていないので何とも言えませんが、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞できてよかった、よかった。

WOWOWで過去のアカデミー賞受賞作品を放送していたので、いくつか見ました。

○「6才のボクが、大人になるまで。」(2014年 アメリカ)

同じ俳優が12年間同じ役を演じ続けた映画。1つの映画に12年って長い!
撮影期間は子どもたちが夏休みの期間中なのでいつも緑鮮やか。同じ季節、そして同じ俳優が演じていることで、年齢が変わっても自然な感じがしました。時間は止まることなく流れていく感を味わえます。
子どもの成長はもちろんですが、大人も変化があるものですね。父親はそうでもなかったけど母親の方はわかりやすいほどの変化があり、見ていておもしろかった。
長い時間かけて作ったものを165分で見ることができるのは贅沢です。


○「セッション」(2014年 アメリカ)

事前情報のあらすじだけ読むと見るのを躊躇する映画ですが、音楽、ジャズということで見ました。わりと音楽が関係する映画って見るんですよね。
作品紹介などで「狂気」という言葉が使われますが、たしかにのめり込む様子はそんな感じがします。
ベタな展開を想像していたらそうでもなくて、かなりドロドロしています。だけど、ラストの演奏でのニーマンとフレッチャーの歪な師弟関係から抜け出し本物の師弟関係が生まれたとき、ここまで見てきてよかったとしみじみ。
フレッチャー役のJ・K・シモンズの演技に圧倒されます。アカデミー賞の助演男優賞を獲ったのも納得。
あの終わり方はギュッと締まってとてもいい。

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