2015年7月17日金曜日

読書感想文

図書館で借りた本(3冊)が読み終わりました。
湊さんの方は休み中だったこともあり一気に読んでしまいましたが、横山さんは仕事終わりに少しずつ読んでいたので時間がかかりました。短編集でよかった(笑)湊さんは「花の鎖」がおもしろかったです。

今回は、横山秀夫さんの本について感想を書いてみようと思います。

横山さんの本は警察が舞台になることが多く、事件と同等に警察内部のことが詳しく書かれています。組織の中で理不尽なこと、多くの人が抱えている葛藤、欲など、自分でもよく知っている表に出したくない部分が文章になって出てきます。

そんな中、彼らは問題を解決するために必死で考える。行動する。ダメだった場合は別の方法を探す。それでもダメならまた考える。見当違いだったり、他の人の方が一歩も二歩も先を進んでいたりで悔しい思いや焦りがこちらにも伝わるからしんどい。そうしてもがいているうちに答えが見えてきます。自分の手柄にならない場合もあるし、最初の望みとは違うところに着地したりもするけど、自分の中で気持ちの落とし所を見つけて、納得して前を向く姿勢が好きなんだと思います。

横山さんの本を読むと高確率で泣きます(笑)
今回の場合だと「又聞き」と「訳あり」、特に「訳あり」は読んでいるときに泣けたし、全部のお話を読み終わった後にもう1回読みなおしました。「人ごと」は、植物が出てきて「家栽の人」っぽいなと思いました。

さて、次は何を読もうかな。

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